美容クリニックの社員として働くメリット・デメリット

最終更新日 2024年4月2日

「美容クリニックの社員になりたい」
「たかの友梨さんのエステで働きたい」
「美容業界で働いて自分自身も美しくなりたい」

美容クリニックへの就職や転職を検討している方は非常に多いかと思いますが、美容系のクリニックの社員として働くことにはメリットとデメリットの両面があります。
憧れだけで就職・転職してしまうと後悔につながることもあるので、メリット・デメリットの両面をしっかりと理解しておくことが大切です。

Uカールとは何ですか?

【関連】たかの友梨 コラム「会長就任への想い。~お客様と社員に支えられ~」
たかの友梨社員

美容クリニックで働くメリット

待遇の良さ

美容クリニックで働くメリットはいくつかありますが、一言で言ってしまうと待遇の良さが最大の魅力となります。
美容系のクリニックは保険適用外の治療が多く行われているため、保険診療が中心のクリニックと比べて給与水準が高い傾向があります。
月給25~30万円も珍しくないので、給与面を重視する方にとっては魅力的な職場と言えるでしょう。

夜勤がなく、残業も少ない

夜勤がなく、残業も少ないというメリットもあります。
一般病棟で働く場合、夜勤が組み込まれるケースが多いため、肉体的にも精神的にも疲弊していく恐れがありますが、美容系のクリニックは基本的に夜勤はありません。
日中の勤務だけなので、夜勤による不規則な生活に不満を抱えている方におすすめです。
加えて、美容系のクリニックは予約制を採用していることが多く、急に患者が来院するケースは稀です。
若干の残業はあるかもしれませんが、長時間の残業が発生することは基本的にないので、プライベートの予定を組みやすいという魅力があります。

働きながらキレイになることができる

また、美容クリニックで働くためには、最先端の美容医療についての知識が不可欠です。
そのため、入社後の研修では基本的な美容知識と医療知識を学ぶことになりますが、これらの知識は自身のケアにも活かすことができるため、働きながらキレイになることができます。
しかも、社員割引でコスメを購入したり施術を受けられたりするクリニックも多いです。
普段なら手が届かないような高額なコスメや施術にトライできるのは大きな魅力と言えるでしょう。

高い接客スキルを習得することができる

さらに、美容系のクリニックに来院する方は高額な治療費を支払う余裕がある富裕層の方が中心です。
加えて、美容系の悩みはデリケートな問題なので、多くのクリニックでは患者対応の教育に力を入れています。
言葉遣いや表情、声をかけるタイミングなどを徹底して教育されるので、高い接客スキルを習得することができるでしょう。

調剤薬局は薬剤師が管理しています。

美容クリニックで働くデメリット

土日や祝日に休みをとりにくい

このように美容系のクリニックで働くことには様々なメリットがありますが、一方で土日や祝日に休みをとりにくいというデメリットがあります。
美容系のクリニックの患者は、基本的に土日祝日に施術を受ける方がほとんどです。
休暇制度が充実しているクリニックもありますが、カレンダー通りに休みをとれないケースは多いので、この点については念頭に置いておく必要があります。

クレーム対応に追われる可能性がある

クレーム対応に追われる可能性があるというデメリットもあります。
上記の通り、美容系のクリニックで提供している治療や施術は基本的に保険適用外です。
そのため、患者は高額な費用を支払うことになりますが、脱毛などの治療や施術は受けなくても問題はないため、患者が治療や施術に求めるハードルは非常に高いものとなっています。
加えて、スタッフの対応などを重視する方も多いので、一般的な医療機関よりもクレームが発生しやすいという側面があります。

高度な接客スキルが求められる

また、上記の通り美容クリニックでは高度な接客スキルが求められます。
一般病棟に勤める場合とは異なり、接客業やサービス業などに近い接客スキルが求められるので、特に長年にわたって医療機関で働いてきた方は違和感を感じるかもしれません。

ノルマが課されることがある

ノルマが課されることがあるのもデメリットのひとつです。
美容系のクリニックでは、一般企業の営業と同じように新規で来院する患者数、患者一人当たりの売上金額などにノルマが課されることがあります。
また、コスメの販売にもノルマが課されるケースも少なくありません。
多くのクリニックではノルマを達成すると、給与とは別に報奨金が支給されますが、ノルマがあることで意識を高く持って仕事に取り組める方もいれば、ノルマをプレッシャーに感じて働きにくいと感じる方もいます。
自身の性格を考慮してノルマをプレッシャーに感じる可能性があるのであれば、ノルマを設定していないクリニックを選ぶことが大切です。

次の転職時に不利になることもある

さらに、美容クリニックでの勤務が次の転職時に不利になることもあります。
美容系のクリニックでの業務は、一般病棟での業務と比べると医療的なスキルが必要ありません。
そのため、次の転職を検討した際に、美容系のクリニックでの勤務を臨床経験年数として見なされないことがあります。
例えば、一般病棟で3年間働いた後に美容系のクリニックに転職して5年間働いた場合、臨床経験年数は3年となって5年間のブランクがあると見なされる可能性があります。

まとめ

美容系のクリニックに転職したからと言って、一般病棟に戻れないわけではありませんが、美容系のクリニックでの勤務は臨床経験としてカウントされないことがあることは念頭に置いておきましょう。

カテゴリー: 医療 パーマリンク